ひな祭りは何歳まで祝う?雛人形を飾る意味は?
今年も押入の奥にしまっておいた雛人形の出番がやってきます。
子供が大きく成長し、高学年になってくると何歳までひな祭りのお祝いや雛人形を飾らないといけないのか疑問に思ったことはありませんか?
ひな祭りは何歳まで祝う?
ひな祭りのお祝いは女の子の健康と成長を祝うお祭りだから、小学生までとか中学生までとか考え方も人それぞれです。
ご家庭の中で、「もういいんじゃない?」とか「もうちょっとね・・・」なんて疑問に思うようでしたらわざわざお祝いまでする必要はないと思います。
だって、そう思うことは随分成長したということを意味しているのでしょうから・・。
我が家にも女の子がいましたが、お祝いしたのは初節句くらいで、あとは雛人形飾ってちょこっとちらし寿司を毎年食べるくらいでした。
でも気持ちはいつも大切に「健康で丈夫に育って下さい!」と願っておりました。おかげでスクスク育ってくれました(笑)
また、雛人形は何歳まで飾るの?という方もいらっしゃいますが、
雛人形は昔、女性の一生の分身として嫁入り先に持って行き、代々飾り続けるというのが本来の姿だったことを考えると、歳をとるまで末永く飾ってあげるのがベストでしょう。
子供が成長し、やがて結婚し子供が生まれる・・。
子供の雛人形と孫の雛人形を一緒に飾ってあげるのを想像すると、とても幸せな気分になります。
ひな祭りで雛人形を飾る意味は?
昔の中国では、3月の一番初めの巳の日を上巳(じょうし)といい、川に行ってみそぎを行い、お酒を飲んでけがれを払う風習がありました。これが後に「曲水の宴」という行事に発展しました。川や池のほとりで上流から流れる盃が通りすぎないうちに歌を読んだり、盃を取り上げ酒を呑むという風情ある宮中行事を見たことがあると思います。
日本でも、農耕儀礼の払えの行事として田植えが始まる季節に、田の神を迎えるため、海や山で1日過ごし身のけがれを洗い流す習慣がありました。この時、紙を人間の形に切り抜いた「人形」を作り、それで体をなでて、けがれを落としたあと海や川に流していました。
中国から伝わった上巳の行事と払えの行事が結びついてできたのがひな祭りです。
のちに人形もどんどん豪華になっていくわけですが、人間の代わりとしての意味は変わらず、旅や嫁入り道中の災いを人形に代わってもらうという習わしや、やがては嫁入り道具の中にも入れるようになりました。
江戸時代なって、5月5日が男の子の節句になったのに対し、3月3日のひな祭りを女の子の節句と考えられるようになり定着したということです。
女性のとって雛人形はまさに分身のようなものだというのが分かりますね。
ひな祭りは子供の好きなものを食べる
ひな祭りにはご馳走をいうご家庭も多いかと思います。
食べ物にも色々な言い伝えがあるようです。
ハマグリはどれを合わせても一対以外にフタは合わないということから、良縁に巡りあうと言われたり、お供えした菱餅や草餅もこの日に食べると、器量が良くなるとか、口が小さくなると言われています。
しかし、最近ではこういったものにこだわらず、ケーキだとか鶏唐揚げなど子供が好きなメニューで食事するというのが一般的になってきたように感じます。
いずれにしても、一家団欒でテーブルを囲み楽しく食事することが一番ですよね。
最後に
ひな祭りのお祝いも子供さんの健康や幸せを願う大切な行事です。
お祝いを何歳までとか期限を区切ることなく、いつまでも温かく見守ってあげましょうね。
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