口臭の原因が病気の場合も!チェックの仕方と予防方法
口臭のにおいもさまざまですが、思わぬ病気が隠れている場合もあるので注意が必要です。
チェック方法や予防について紹介します。
口臭の原因が病気の場合も!
口臭の多くは、口の中にあるのがほとんどですが、口臭がいつもと違うとか、変な臭いがするという時は、まず病気を疑ってみる必要があります。
【腐った卵のような臭い】
胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの胃腸の病気にかかると、消化不良を起こしやすくなる。その結果、食べ物が残ったままになり、異常発酵する。そこで発生した臭い物質が腸管から吸収され、血流に乗って肺から排泄されるので卵の腐った臭いの口臭となって出てくる。
また、腸内の疾患やストレス、睡眠不足、暴飲暴食、偏食、美食、便秘などが胃腸病の原因になります。
【ネズミ臭やカビ臭】
肝臓の働きが正常な場合は、ニオイ物質は分解され口臭は発生しません。
慢性肝炎などで肝臓の働きが悪くなると、分解しきれないニオイ物質が血液に乗って全身を回ります。
【甘酸っぱくて、りんごが腐ったような臭い】
糖尿病の場合は、唾液が不足し口が乾いてきます。唾液は色々な雑菌から口の中を守リますが、不足すると菌が増殖し口臭が発生します。
また、糖尿病はインシュリンが不足し、糖の分解が悪くなるので代わりに体脂肪を燃やしてエネルギーを作ろうとします。その際にケトン体という強い臭いが発生し、甘酸っぱい臭いを生み出します。これも血液に乗って全身に送られます。一般的に糖尿病の人が甘酸っぱい臭いがするのはこのためです。
【腐った肉のような臭い】
口内炎、歯肉炎、歯槽膿漏、蓄膿症、鼻炎、扁桃炎、肺炎、気管支炎などの病気。
【アンモニア臭】
腎機能低下、尿毒症の疑い
明らかに自分の口臭がおかしいといった上記のような臭いを感じたら、すぐ専門医に相談して下さいね。
口臭の原因 チェックの仕方
口臭が気になる方がチェックすべき11項目を紹介します。
- 朝食を抜くことが多い→唾液減少
- よくかまないで食べる方だ→唾液減少
- 硬いものより柔らかいものが好きだ→唾液減少
- 緑茶や紅茶よりコーヒーが好きだ→口中が酸性になり、菌が繁殖しやすい
- 水分をあまりとらない→唾液減少
- 気がついたらいつも口が開いている→唾液減少
- あまりおしゃべりをしない→唾液減少
- 一日中エアコンをつけている→自律神経機能低下で唾液減少
- 夜更かしをすることが多い→自律神経機能低下で唾液減少
- ストレスが溜まっている→自律神経機能低下で唾液減少
- 夏バテしやすい→胃の機能低下で舌苔が増える
一つでもあてはまれば、注意が必要ですよ。
口臭の予防方法は?
口臭の原因は、歯に付いた歯垢です。
歯垢は食べ物のかすを餌にして増殖した菌の塊です。歯垢は約2日間で歯石に変わってしまいますが、こうなるともうブラッシングしても落ちることはありません。
歯垢や歯石がやがて虫歯や歯周病になり、口臭を発生させるというメカニズムになります。
だから、丁寧な歯磨きや歯科医の定期検査が重要になりますが、その前に普段の生活習慣を見なおしてみることが大事です。
もともと私達の口の中は、唾液の力によって雑菌の増殖を抑え、口臭を発生させないような仕組みになっています。
朝起きた時に口がにおうのは、寝ている間に唾液の分泌量が減るからであり、空腹時やストレスがかかっている時も分泌量が減ります。
つまり、唾液が減らないような生活習慣がポイントになります。
そのポイントは
・毎日規則正しい食生活を送ること
・栄養バランスの取れた多種類の食品をとること
・胃に負担をかけなように腹八分にすること
・寝る前の2時間前からは何も食べず胃を休めること
など食生活の改善で口臭予防をすることが大切です。
また、舌のケア、歯間ブラシやデンタルフロスによる口のケアも忘れずに!
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まとめ
口臭に唾液が関係していることがわかりましたが、その他にも
・緑黄色野菜や海藻類を食べて、体内環境を弱アルカリ性に保つこと。
・偏食をやめ、バランスの良い食事、アルコールやタバコの量を減らすこと。
・口内や体内を酸性にしないこと。
このようにすることで口臭や体臭を和らげたり、さらには内臓の病気を防ぐことにもつながっていきます。
早めの口臭チェックで、毎日の健康を保ってくださいね。
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