紫外線とはなあに?人体への影響と対策

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紫外線とは
皆さんは紫外線対策は万全にしていますでしょうか。

小学生や中学生の頃、夏休みによく山や川に遊びに行ったものです。
日焼けして真っ黒になるのがとても自慢でした。

当時はオゾン層なんて知りもしなかったのですが、1980年代になるとフロンがオゾン層を破壊して紫外線が増えていると注目されてきました。

人体への影響もさまざまあるようなので、紫外線対策はしっかりとしておかなければなりませんが、その前にまずは基本的なことを知って置く必要があります。

紫外線とは何か、人体への影響などお伝えします。

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紫外線とは

紫外線とはどういうものなのか詳しくみてみましょう!

太陽の光のエネルギーはガンマ線や宇宙線、X線など地表に届かないものと地表まで届く可視光線、赤外線、紫外線とに別れます。

地表まで届くこの3つの比率は

可視光線~52%(人間など動物に視覚を与え、植物の光合成を行う)
赤外線~42%(熱として感じることができる光)
紫外線~6%(有害なものとして知られるが、殺菌作用など有益な作用もある)

になりますが、太陽の光は地球上の生物が誕生して以来、生命の維持のためなくてはならない贈り物と言えるでしょう。

紫外線が有害だという悪いイメージはフロンによるオゾン層破壊のニュースが流れてからになります。

紫外線の種類はUV-A(400~315nm)、UV-B(315~280nm)、UV-C(280~100nm)に分けられます。

UV-Aは太陽から直接地球に届いていて、UV-Bはオゾン層に吸収されるのでオゾンの量に影響されます。つまり、オゾン層が破壊されると地上に届く量が増えるということになります。UV-Cは完全にオゾン層に吸収されるので地上には届きません。

人体への影響はこのUV-AとUV-Bが作用しています。

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紫外線の人体への影響は?

有害だらけの紫外線ですが、数少ない有益な作用から紹介します。

紫外線UV-Bが骨の形成に関わるビタミンD(魚介類、卵、きのこ類などに多く含まれる)の生合成を行います。

ビタミンDの1日の必要量を摂るのにわずか15分程度の紫外線を浴びればいいと言われ、普段の生活をしていれば十分なビタミンDが生成されるということですから意識する必要はありませんよね。

有害なものとしては急性的なものと慢性的なものがあります。

  • 急性的な影響~日焼け、雪眼、免疫機能の低下
  • 慢性的な影響~皮膚:しわ、シミ、老人斑、良性腫瘍、前がん症、皮膚がん
            眼:白内障、翼状片
この症状をみると、とても敏感に反応しやすいものばかりですが、あまり神経質になりすぎるのも考えものです。
かといって、全く無防備でもよくありません。生命の源の太陽ですからうまくつきあっていくことが大切です。

紫外線を防止するには

紫外線を防止するにまず基本を学びましょう!

【基本的なこと】
・紫外線は散乱・反射するので、直射光の紫外線は少ないことを理解する。
・日焼け止めクリームをすぐ使わず、帽子や日傘など肌に遠い所から防止する。
・過剰な紫外線を浴びない(過度な日焼け、ヤケドのような日焼けを繰り返さないこと)

【具体的な防止の仕方】
・帽子のつばの長さは7cm以上が良い
・紫外線を防ぐ服や帽子は綿とポリエステルの混紡の綾織が最適
・UVカット加工された色が濃くないサングラス
・夏の木陰の利用
・日傘は黒を避け、白で反射させる
・日焼け止めクリームは時々塗り直しを!

まとめ

フロンの使用禁止により現在のオゾン層破壊は少なくなってきたと言われていますが、成層圏に到達したフロンは100年間は滞留するのだとか・・・。

オゾン層の破壊が注目されたのが1980年代なので、フロンは今も滞留しているということになります。
つまり、破壊は今後も続くということになるので、紫外線防止対策は人間にとって必要不可欠な問題といえます。

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