加齢臭は女性にも!年齢はいつごろから?原因と予防
加齢臭とは読んで字のごとく、人が年齢を重ねるごとに発生するようになる中高年特有の体臭のことをいいます。
その加齢臭が今、女性の間でも増えているのだとか。
臭いに敏感な方のために、加齢臭の原因、予防について紹介します。
加齢臭は女性にも!年齢はいつごろから?
「加齢臭」といったら「おじさんの臭い」というイメージを持っていませんか?
ところが、加齢臭が発生する仕組みは男女共通のもので、男性特有のものではありません。
汗や脂肪酸が分解されれば、程度の差こそあれ誰でもにおうのです。
男性がとりわけ注目されるのは、服装や清潔さに対していかに気をつけているかの違いによるものではないでしょうか。
男性が同じスーツを毎日着ているのに対して、女性はそういうことはないし、化粧品や香水、デオドラントスプレーなどで体臭が出にくい状態になっています。
言い換えれば化粧品や香水を落とした時には、男性と同じ状態だからケアが必要だということです。
また、女性の社会進出が叫ばれる昨今では、ストレスなどが原因で皮脂腺が酸化され、若い女性でも加齢臭と同じような臭いがすることもあるようです。
加齢臭の女性 原因は?
加齢臭はなぜ発生するのでしょうか。
人体には、皮膚の潤いを保つための皮脂を分泌する皮脂腺があります。歳を重ねるたびに、この皮脂腺の中のパルミトオレイン酸という
脂肪酸が増えてきます。それと同時に、過酸化脂質という物質も増えはじめます。
パルミトオレイン酸が、この過酸化脂質と結びつくことで、分解・酸化されてできてくるのが「ノネナール」とういう物質です。
このノネナールこそが加齢臭の元になるものです。
そして、その加齢臭を増加させるのは、主に2つの要因があります。
- 生活習慣病になりやすい生活を送っている
生活習慣病はご存知のように、肉類をよく食べる、お酒をたくさん飲む、タバコを吸う、運動不足などの生活をしているとなりやすいですよね。不摂生により、血管にコレステロールが増えるのと同じように、皮脂腺にも脂肪分が増えてくるわけです。 - ストレス
ストレスをずっと感じていると、体内の活性酸素が増えていきます。なんとこの活性酸素が大量に発生する時というのは、過酸化脂質が増える要因となります。ストレスがたまればたまるほど、活性酸素が増え、結果的に過酸化脂質も増えていくので、ストレスが強いほど加齢臭も強くなるといえます。
加齢臭の女性 予防は?
加齢臭の予防には、元になる活性酸素を抑えることが大事です。
ビタミンCやE、カロチンなどには強い抗酸化作用があるので、活性酸素の働きを抑制してくれます。
ビタミンCを多く含む食品
- 野菜~パセリ、ブロッコリー、芽キャベツ、ししとう、ピーマン、小松菜、ほうれん草、しそ葉、さやえんどう、あさつき、チンゲン菜、わけぎ、葉ネギ、ニラ、春菊、トマト
- 果物~アセロラ、いちご、キウイ、甘柿、ネーブル、レモン、オレンジ、夏みかん、グレープフルーツ、はっさく、みかん
ビタミンEを多く含む食品
- 野菜~アスパラガス、アボカド、かぼちゃ、さつまいも、大根葉、たけのこ、ニラ、ほうれん草、春菊
- 魚介類~うなぎ、カレイ、鮭、鯖、秋刀魚、ししゃも、イクラ、ブリ、帆立、マグロ
- 果物~キウイ、ブルーベリー、プルーン
- その他~玄米、胚芽米、アーモンド、ピーナツ、コーン油
また、有害物質や悪臭物質などを体内から排出させるために、食物繊維を摂ると体臭予防に役立ちます。
最後に
女性の社会進出が多くみられ、職場で働く人も増えて来ました。
ストレスが増え、アルコールの飲み過ぎ、喫煙、睡眠不足など生活習慣も乱れがちになりますが、カラオケやスポーツ、趣味など自分が好きなものでストレスを解消し、いくつになっても臭わない体質になってくださいね。
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