冬至はクリスマスと関係があるって本当?かぼちゃと食べ物の風習
私は、冬至と聞くと「寒い冬が来る」というイメージと、「これから日が長くなる」というイメージを持ちますが、皆さんはどんなイメージを持たれますか。
なんと意外にもクリスマスと関係があるなど奥が深そうです。冬至について紹介します。
冬至はクリスマスと関係があるって本当?
冬至は1年で昼の時間が最も短い日です。それからだんだん日が長くなっていくことから、太陽の新しい誕生を祝うという習慣が、古代ヨーロッパにありました。
祝祭の年の冬至が12月25日だったことから、キリストの生誕が12月25日になったといわれています。
生まれてこの方、キリストの生誕が25日でそれを祝うのがクリスマスだと思っていたので、太陽の復活を祝う冬至とキリストの生誕が結びつき、クリスマスができたなんて意外な発見です!
日本でも二十四節気のなかでも最も重要といわれる冬至にかぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりする風習は、身体を健康にして太陽が復活するがごとく1年をスタートさせるという意味合いがあるのでしょう。
冬至とかぼちゃの由来
冬至にかぼちゃを食べる風習は江戸時代といわれ、野菜がほとんど無くなる時期でもあったので、冬を元気に越すために栄養があって保存が効くかぼちゃはとても貴重なものでした。
確かに、かぼちゃは代表的な緑黄色野菜で、カロチン、ビタミン、カリウム、食物繊維なども多く含まれています。
カロチンは体内でビタミンAに変換され、髪の健康、肌、動脈硬化、視力、粘膜や皮膚、骨や歯、呼吸器系によく働きかけます。
昔の人には、こんなに細かく分析できるような器材もなかったでしょうから、かぼちゃにこのような効果があり、身体の抵抗力を高めるという知恵があったことに、本当に驚かされます。
今でも、中風にならないようにとか、長生きのためにと全国でかぼちゃを食べる風習が残っており、たくさんのかぼちゃが売りだされています。
かぼちゃはハロウィンでも有名ですが、こちらはそれ以上に使われるのでは・・(^^)
冬至に関係する食べ物の風習
かぼちゃの他、冬至に食べると良いという食べ物を紹介します。
- こんにゃく~体内の悪いものを掃除する
- 小豆~かぼちゃと一緒に煮る「いとこ煮」
- 豆腐・唐辛子・どじょう~冬至の「と」に因んで。
- 蓮根・人参・銀杏・金柑・寒天・うどん~「ん」がつく「運盛り」で縁起担ぎ。南瓜(かぼちゃ)を含めて冬至の七種といわれる。
色々ありますね(^^)
冬至に柚子も欠かせません
冬至に柚子も欠かせませんよね。
なんでも冬至と湯治(とうじ)の語呂合わせだとか・・。昔もオヤジギャグがあったのかな?(汗)
しかし、柚子独特の良い香り・・、癒やし効果や肌をなめらかにする効果は冬至の楽しみの一つです。
テレビなどで、柚子を丸ごとお湯に入れている光景を見ますが、細かく刻んでさらしの袋に入れて湯に浮かべた方が、より効果が出ます。
2015年は12月22日(火)が冬至になります。
かぼちゃなど縁起のいい食べ物や柚子湯で、家族の健康、無病息災、長寿を祈りましょう。
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